#今日のねこ様2022(kindle写真集)は売れるのか?!ビジ=ネスマン先生現る!という話

ねこ様

#今日のねこ様2022(写真集)、4月4日発売予定!

おはようございます~!らっきょです。
このブログでも、ちょこちょこ話題に出てはいるのですが、わたしは今、「#今日のねこ様2022」という、ウチのかわいいねこ様5匹の写真をてんこ盛り盛りに盛り付けた、写真集を作っています。

Twitterで1日1枚投稿している写真が、2022年の1年間で365枚溜まりましたので、それを1冊のkindle本にして世に放とうという思惑でございます。

ウチのねこ様、かわいいでしょ!!
みんな、見て見て~!!!
…という、親バカ2000%の塊でできている物体となる予定ですが、このブログをお読みいただいているコアならっきょファンの皆さまは必ずやお手に取っていただけるものと信じています。(圧力)

ネスマン先生、現る!

(謎の人物)
まあまあ、待ちたまえよ、らっきょ君。
そんなプレッシャーは逆効果だ。
人っちゅうものはね、押されれば引きたくなる、引かれれば押したくなる、そういう生き物だよ。

(らっきょ)
え??
なんですって??
そんなあなたはどちら様で、どこからおいでなさったのです??
ここはらっきょ宅ですよ?
不法侵入ですか?
警察呼びますよ??

(謎の人物)
らっきょ君、このボクを知らないのかね。
ボクの名前は、ビジ=ネスマンだ。
世の中のあらゆるビジネスに精通している。
ネスマン先生と巷では呼ばれている。
君もそう呼ぶといい。

ネスマン先生、痛いところを突く!

(らっきょ)
ネスマン先生、先程は聞き捨てならざることをサラッとおっしゃいましたね。
せっかく時間をかけて写真集を作るのですよ。
バカバカ売りたくってガバガバ儲けたいんですが、いけないんですか??

(ビジ=ネスマン)
らっきょ君、よ~~く考えてみたまえよ。
世の中にはね、どこからどう見ても完全無欠にかわいいにゃんこの、最高にかわいいシーンだけを何千枚もの写真の中から選び抜いた、完膚なきまでにかわいい写真集がたくさんあるんだよ。

どこにでもいそうな雑種猫の、素人がスマホで撮っただけのショボい写真で、よくある日常風景の写真集と、君ならどっちを買うんだね?
君にとっては特別なねこかもしれないが、人にとっては「ただの人んちの猫」だからね。

(らっきょ)
そ、そんな…。
ネスマン先生、そんなことわたしだってうすらぼんやり気づいていますよ…!
でも、臭いものにはフタをして、あえて見ないふりをしてきたのに…。

ネスマン先生からの問い

(ビジ=ネスマン)
らっきょ君、そもそも君はなんで猫たちの写真集を作っているんだい?
バカバカ売ることが目的だったのかい??

(らっきょ)
い、いえ…。
はじめは…。
そう、はじめは記録に残したくて…。
一昨年、ウチに新しく子猫が3匹きたので、それをきっかけにTwitterで「#今日のねこ様」ツイートを始めたんです…。

でも、元々ウチには13歳のりゅんさんとぽこさんのふたりがいて…。
ふたりはほんとに小さいときからウチにいて、わたしがくじけそうなときにいつも支えてくれた…。
ツライときも、もちろん楽しいときも、3人で乗り越えてきたんです。
家族なんです。

そんなふたりも、今年15歳になります…。
最近の家猫は20歳を超える子も多いと聞きます。

ですが、
それでも、

あと5年…。
ひょっとしたら、5年、ない…
かもしれない…。

そう思って…。

(ビジ=ネスマン)
ほう…、だから記憶だけじゃなくて、みんなと暮らした日々をきちんと記録にも残しておこうと考えたんだね?
でも記録に残すだけなら、写真を撮りためておくだけでもいいと思うし、自分で見るためだけならもっと手軽なフォトアルバムアプリなんかもあると思うのだけど、なぜわざわざTwitterやAmazonのkindleを使おうと思ったんだい?

(らっきょ)
Twitterで毎日投稿することを日課にしてしまえば、写真を撮り続ける習慣が難なく身につくと思ったからです。普通に毎日暮らしているだけだと、なかなか日々の写真って撮らなくて…。

フォトアルバムが簡単に作れるサービスとかも検討してみました。
でももし、サービス提供会社になにかがあって、サービス自体が提供休止になったらどうなるんだ?と思いました。
それまでため込んできたアルバムは消えるのか?と…。
また、紙に印刷して残したりもしたかったのですが、そういったサービスは提供されていなかったり、もしくは結構お高かったりして、なかなか使いにくくて…。

その点では、GAFAの一角を担うAmazonの信頼度はよっぽど高いと思いました。
Amazonのkindleで電子出版しておけば、インターネットの中の無限本棚に未来永劫保管されると。
Amazonがこの世からなくなった時には無限本棚もなくなるかもしれませんが、Amazonほどの巨大な無限本棚は、もしAmazonがなくなったとしてもどこか他の会社が引き継ぐだろうと考えました。

そして、Amazonのkindleにはペーパーバック版というのがあるんです。
基本的にkindleというのは電子書籍のサービスなのですが、その電子書籍をペーパー(紙)にバック(戻す)することができるサービスがあると知って、決定打になりました。電子書籍として出した本を、1冊から紙に印刷することができる、しかも、1000~2000円という低価格で。

普通、自分の本を印刷しようと思ったら、100部とか1000部とか、まとまった冊数じゃないと印刷屋さんは印刷してくれません。どんなに小ロットでも、10部とかです。しかも、冊数が少なくなればなるほど単価が上がりますから、1冊当たり数千円~万円オーバーになるのは仕方ないことなんです。

無限本棚にずっと保管してくれて、1冊からこんなに安く印刷してくれるサービス、他に見つけられませんでした。

ネスマン先生の懸念

(ビジ=ネスマン)
なるほど…。
らっきょ君、ここまでの君の話を聞いていて、ボクのとある懸念が確信に変わったよ。

(らっきょ)
ネスマン先生、そ、それは…

(ビジ=ネスマン)
らっきょ君、耳の穴をかっぽじってよ~く聞きなさい。
君のkindle出版にはね、お客様の存在がないんだよ。
すべてのビジネスというものにはね、お客様の存在が不可欠なのだよ。

とある誰かの不便を解消する、とある誰かの快適を創造する、とある誰かに愉快を提供する…。
そんなさまざまな「とある誰か」が必要なんだ。
とある誰かのために行った「仕事」、それが価値を生み「対価」として帰ってくる。それがビジネスだ。

君のこれまでの言い分をよ~~~く振り返ってみなさい。
とある誰かの「と」の字もない。
自分のことばっかりじゃないか。
よくもまあ、こんなに自分自分言えたもんだ。
どんだけ自分が好きなんだい。

ビックリクリクリクリックリだ!!

ネスマン先生のご宣託

(らっきょ)
ネ、ネスマン先生…!!
ビックリクリクリクリックリとは…!?

(ビジ=ネスマン)
そこに反応するんじゃないよ!(怒)

らっきょ君、君がやっていることはね、「出版」という商業的な風味を醸し出すワードを使った、ただの「趣味」だ。
そりゃあ楽しかろう。
好きなことしかやっていないんだからね。

ボクはそんな生き方だって否定しないよ。
君の人生だ、好きに生きればいい。

しかしボクから見れば、その作業は全く以て「無駄」な作業だ。
1円の価値も生み出さない。
よくもまあ、そんな無駄なことを必死にやれるもんだ。

理解に苦しむ。

人間の価値というのはね、らっきょ君。
如何に短時間で、如何に高効率で、如何に高性能で、如何に高単価なモノを生み出せるかにかかっているのだよ。
君のやっていることは、無価値だ。
すなわち、君も無価値だ。

ボクは、ビジ=ネスマン。
世の中のあらゆるビジネスに精通している。
価値のないモノに付き合っているほど、暇ではないんだ。

今もどこかで、ビジネスに悩む迷える子羊がボクを待っている…。
君なんかにかかずらわっている時間はない、もう2度と会うことはないだろう…。
アデュー!!

(らっきょ)
ネ、ネスマン先生~~~!!!!!

き、消えた…。
カスミのように…。

ネスマン先生の言うことは…
どれもこれも至極ごもっとも…!
悔しいけど、ぐうの音も出ない…!!

し、しかし…。
呼んでもないのに勝手に現れて、言いたい放題言うだけ言って、ドロンしやがったぞ??

なんだ、あいつ?
マジうぜえじゃん。(怒)

消去、消去、記憶から消去。

さようなら、ネスマン先生

ということで、ネスマン先生から三行半を突きつけられてしまいましたので、残念ながら「#今日のねこ様2022」kindle出版では商業的な成功は望めないようです。
仕方がありません。

しかしですよ?
無駄なもんにこんだけ心血注げるということは、無駄じゃないもんにだって注ごうと思ったら注げるっちゅうことじゃないですかねえ??

らっきょのポテンシャルの高さに全く気付けてないあのビジネスマン、見る目ねえな。
今に見ておるがよかろうもん。

(自分の脳内で生み出したネスマン先生に触発されて無駄にメラメラしながら今日のブログ、おしまい)